五日物語

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五日物語

「五日物語 3つの王国と3人の女」
2015年/イタリア・フランス/133分
監督:マッテオ・ガローネ
出演:サルマ・ハエック、バンサン・カッセル、トビー・ジョーンズ、シャーリー・ヘンダーソン、ヘイリー・カーミッシェル


イタリアの昔話の映画化。

ダークファンタジーっていうんですかね・・・。
まあ、子供が見るもんじゃないですね。この映画はね。
ちょっと刺激が強いし、グロテスクだし、「お伽話」だからと
よく知らないで見に行っちゃったら、大変。


三つの国の三人の女性の物語。

ひとつめは不妊の女王。
子供が欲しくして仕方がない。魔法使いみたいな男に
願いをかなえてもらうけど、「生には必ず死がつきもの」とか
言ってたな。
王様の犠牲の上で子供をはらむ。
ここでは説明しないが、下女も孕む。

そっくりな子が生まれる。
それが髪の毛も眉毛もまつげも肌も真っ白で
一応原作では「美少年」てことになってるらしいけど、私には到底
そうは見えなかった。
本当の双子を使ったそう。
映画の中では二人の少年は仲良しで、王妃はそれが気に入らない。
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双子とはいえ、ソックリ・・・。
悪い子じゃないけど、あんまり母親に愛情はなさそう。
それよりエリオスは、下女の産んだ自分にそっくりのジョナの方が
大切なようにも見える。

いつか即位したら交代で王様をやろうとか言い出し、それを聞いていた王妃は
ジョナを殺そうとする。
それでジョナはその国から逃げてどこか別の場所へ出ていく。



色々あって王妃はまた魔法使いに願いをかなえてもらおうとする。
「犠牲がつきもの」と言われても、それが何よ!わたしゃ
エリオスのためなら犠牲もいとわないわ!てな感じで。

最後はちょっと王妃が気の毒だった。




二つ目のお話は
ステキな王子様とのけっこに憧れる王女の話。
父である王は、何故かノミを飼って、それが
気持ち悪いことに巨大化するんだけど、王女よりも可愛がる。

色々あって、王女は化け物みたいな男と結婚しなければならなくなって、
嫌々ながらも城を出ざるを得ない。


三つめは
老女の姉妹の話。

歌声だけ聞いて若い女だと思った王様に、ぜひにと乞われて
城へ行くが、老女だとバレて城から放り出される。
泣いてたら魔女みたいな女が来て「よしよし。大丈夫だよ」
って言って
何かしたのかしらないが
次のシーンでは老女が若い娘に変わっていた。
若返ったのだ。

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このシーン綺麗だ。
草の緑、シーツの赤、髪の毛の栗色、肌の白、それらのコントラストが良くて
一幅の絵のよう。


まあ、この三国が入り混じって最後、集約する、っていう訳でもないので
オムニバス式にした方が見やすかったかも。

でも、面白かった。何か、後を引く感じ。
気持ち悪かったり、醜悪だったりするけれど、
画面は絵画のように美しかったりするし、
お話もよくわからない部分はあるものの、
残酷なシーンも、「昔話」という設定があるだけで
見ていられないほどではないのが不思議。


昔の時代は残酷な事が当たり前にあったように思うので
何となく、そう思うのかもしれない。
いつも死は日常の中に普通にあり、
鶏を絞めたりとかして食するのが普通なわけだから
残酷とか言ってられないし。


これが「現代」として描かれたら
ちょっと見るのはキツかったかも。
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