男どき女どき(おどき めどき)

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向田邦子原案のスペシャルドラマ。
「男どき女どき(おどきめどき)」とは幸運に恵まれているときの"男時"、すべてがうまくいかないときの"女時"の意味。

向田作品ではおなじみの田中裕子、小林薫、加藤治子らと演出・久世光彦で昭和 10 年代に生きる市井の人々の悲喜こもごもを丁寧に綴る。

【ストーリー】
職業軍人だった父親を満州事変で失い、母子 4 人でつつましく暮らしてきた大島家。
その大島家で長女・菊子(田中裕子)の結婚が決まった。
相手は東亜経済研究所員の平岡正雄(三浦賢二)だ。
縁談には母・里子(加藤治子)、兄・一郎(小林薫)も賛成で、式も滞りなく済んだ。
幸せな新婚生活が始まったかに見えた菊子だったが、夫の正雄に何かなじめないものを感じていた。さらに菊子の兄・一郎も何やら秘密を抱えていて...。

【スタッフ】
原作・原案:向田邦子
脚本:寺内小春
監督:久世光彦

【出演者】
田中裕子、小林薫、加藤治子、渡辺えり子、三浦賢二、木内みどり、三木のり平、久我螢子、波乃久里子、すまけい ほか

【ナレーション】
黒柳徹子

(感想)
珍しく間諜モノとでもいうか
ちょっとサスペンス含み。
自分の主人が実はスパイ・・・というか、
恐らく特高警察のような、秘密裏に情報収集する組織と思われるが
兄がどうやら共産主義に傾倒しているようで、そのため
結婚までして入り込むというのだから凄い。
本当にこんなことあったのだろうか?

ヒッチコックの「汚名」では
イングリット・バーグマン扮する主人公がクロード・レインズ扮するナチス側の要人のもとへ
好きでもないのに情報収集のため嫁ぐ、という設定だったが・・・。


田中裕子の夫役の三浦賢二という俳優さんを初めて見た。
今はまったく見かけないがどうしているのだろう。
なんか、印象的な役者さんだった。

任務の為に田中裕子扮する菊子と結婚した平岡だったが、
本当に愛してしまっていたのではないだろうか。

なまめかしいような描写が心をざわめかせるが
こういうのがお正月ドラマとして放送していたんだと思うと
結構自由な時代だったのかなと思う。

田中裕子はこのシリーズではいつもいいんだが
この役ではちょっと作りすぎ(セリフの喋り方が可愛ぶって聞こえた)
のような気がしてあまり・・・今回に関しては
イマイチだった。

小林薫は素晴らしい。

三木のり平が出ているが、ちょい役みたいな感じで残念。
「男どき女どき」のことを喋らせている。

菊子と平岡のミステリアスな夫婦関係と、
三木のり平と波乃久里子のコミカルな夫婦関係のバランスが
ギャップがあって面白い。

最後は兄の小林薫が大陸へ出征して帰らぬ人となった、と
ナレーションで語るのみ。
菊子と平岡夫婦はどうなったのか・・・そりゃ今まで通りにはいかないだろうね。
結局、別れたんだろうね・・・。
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