ポケットにライ麦を

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↑本作はこちら(2009)


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こちらはちなみにヒクソン版。(1986)


*アガサ・クリスティーお得意の
“マザーグース”になぞらえた事件。

「歌おう 6ペンスの唄 ポケットにライ麦を
 24羽の黒ツグミ パイの中へと焼きました
 パイを切ると小鳥たちのコーラス
 何て素敵な王様の食事」

昔ながらの数え歌という小道具は、
“期待感”と因縁臭い“言い伝え”を武器に
見ているこちら側を惑わす効果は抜群です。




-あらすじ-
投資信託会社社長の毒殺事件を皮切りに
フォテスキュー家で起こった三つの殺人事件。
その中に、ミス・マープルが仕込んだ若いメイドが、
洗濯バサミで鼻を挟まれた絞殺死体として発見された事件があった。
義憤に駆られたマープルは、犯人に鉄槌を下すべく屋敷に乗りこんだ。
マザー・グースに材を取った中期の傑作。
(Amazon.com 解説より)

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注(ネタばれあります)


先日、アガサクリスティー原作の日本版ドラマ化があって、
楽しみにしてみたのだが「やはり」というべきか、
あまりいい出来ではなかった。
「パディントン」と「鏡は横にひび割れて」だったが、
パディントンの方は、せっかく草笛光子さんが出ているから、てっきり
彼女がまーぷるだと思ったら、マープル的立場は天海祐希で、
その義母、という設定。

ネットで意見があったが活躍するメイドを天海が、マープルを草笛さんが
やれば良かったとのこと、私も全くそう思う。
そして現代にしてあるので携帯を使ったりして、何だか
あの原作のムードが壊されたようで、残念だった。

そして「鏡は横にひび割れて」は
どうしても映画を思い浮かべてしまって、
まあ、言ってみれば小品なのだが、あの大女優の役にエリザベス・テーラーを配したことで
結構華やかさが出て良かった。
しかし日本版はその大女優の役に黒木瞳、
ウーーーーン、失礼だが、原作イメージの大女優とはちと
落ちる・・・?
ましてやエリザベス・テーラーと比べてしまうとね・・・。まあ、
比べてはいけないんだけど。

例えば浅丘ルリ子のもう少し若い時とか
岩下志麻のもう少し若いときとか

・・・ああ、「大女優」というにふさわしい人が
今、ちょうどいないんだなあ・・・。

まあ、仕方ないわ。


とにかくそんな消化不良があったので、海外ドラマ版のクリステイが
また見たいと思ってたら、CSでやってて見たのだ。


面白いね。
これも過去に何度か見てるけど、
とにかく役者さんがいいし、風景とかお屋敷、衣装、お茶セットとか
こういうの見るだけでも楽しい。
犯人は、もう忘れていたので
今回、見直してみて良かった。

復讐か?と思わせておいて・・・と、
結局、金か・・・!

同じ人が、ある人によって別の人物と認識されていることによる
一種のトリックとか
あと、メアリー・ダブがあやしい、怪しいとずっと思っていたのだが
結局何もなかった。ハーすっかり騙されてるやん!

メイドのグラディスが
とても可哀想だった。
あの、ラストシーンはね・・・。
気の毒なのと
証拠が手に入ったのとで
複雑な表情のマープル。

なかなか良かった。

見始めるとまた
癖になるな。



日本のドラマも頑張ってほしいなあ。


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