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ダウンサイズ

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原題:Downsizing
製作国:アメリカ
製作年:2017年
日本公開日:2018年3月2日
監督:アレクサンダー・ペイン


あらすじ
ノルウェーの科学者によって人間の身体を縮小する方法が発見され、
13センチにまで小さくなること(ダウンサイズ)が可能になる。
「人類縮小200年計画」が立ち上がり、各国で小さくなることを選ぶ人々が徐々に増えていく。
アメリカのネブラスカ州オマハで平凡な生活を送る、
平凡な男ポール・サフラネックは、縮小された世界に希望を抱き、ダウンサイズを決意するが…。



ネタバレ含みます。

ここから先はネタバレあります。
ご注意ください。




感想

人間が小さくなる。
それは昔、ウルトラQで「八分の一計画」とか
ひみつのアッコちゃんで、着せ替え人形の服が着たい、ということで
鏡にお願いして人形サイズに縮小する、とかが描かれていて、
私にとっては「夢」のような世界。


本作は、人間の体を13cmくらいに小さくするという最新技術が発明された近未来のお話。

小さくなれば、まず住むのに必要な土地が少しですむので
資産も増え、豪邸に住める。
主人公達は、ローンの苦しさや色々行き詰まりがあって、
夫婦で縮小する選択をするのだが・・・。



もちろん、こういうお話の通例として、
小さくなっても、トラブルや問題が起きて、いいことばっかりじゃない、っていう
展開になるんだろうなーとは思っていた。

だけど、まず夫婦で決めたのに、土壇場で妻が怖気づき、
勝手にキャンセルして、夫(マット・デイモン)だけが小さくなってしまう、という
トラブル発生。

そこからの展開が何とももどかしい。
ちいさくなるまでの過程はそれなりに楽しめた。
実験により縮小に成功し、小さくなるのも色々事細かに
設定があって、全身の体毛を剃らなければならない、とか
歯に詰め物があったら駄目とか、全裸でないと駄目とか
いちいち詳細なのだ。

「ミクロの決死圏」みたいにそのままの状態で小さくなる、とはならず
色々手間がかかり、それを詳しく描いて見せて、それはそれなりに
面白かった。

だが、小さくなってからが全く興味が持てない展開となる。
小さくなったからこそ手に入った豪邸には、一年後、住んでなくて
何やら普通のマンションみたいなとこに住んでて、上の住人はしょっちゅう
パーテイなど開いていて騒音に悩まされる。
へ?
あの豪邸はどうしたの?多分、夫婦で住むつもりだったのに
妻が来なかったので広すぎるからマンションにしたのか・・・と
自分で解釈したけど、映画はそのあたり、一切、何の説明もない。

その後色々あって、ベトナムの女性活動家と知り合い、愛し合うようになって・・・と
物語は進むが、あまり小さくなった意味は感じられない。

そして急に、今すぐにも地球は滅びる、みたいな展開になって
皆でノルウエーに行ったりするんだけれど、この辺が何かしら
長々と描かれていて退屈で仕方がなかった。
何度眠気に襲われただろう。


そして最後も「小さい世界」のスラム街で
施し(?)というか活動する・・・というところで終わっている。

小さくなっても、大きかったころと変わらず格差はあるし、
地球自体が駄目になったら小さくなってても関係ないし、
(一応、地下に逃げる、という選択肢はあるのだが結局行かない)
まあ、そういう風刺なのかなとは思う。思うけれど
私にとってはどうにもこうにも面白いと思えなくて、
最後まで飽きさせずに見せる、ということがいかに
大変か、というのを改めて痛感させらた。

前半は興味深く、面白い展開だっただけに
残念だった。
映画館で見る必要はなかった。

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