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完全なるチェックメイト

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2014年/アメリカ
監督:エドワード・ズウィック
主演:トビー・マグワイア

天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーを描いた作品。


【ストーリー】

1960年代のアメリカ。
ボビー・フィッシャーは、小さな頃からチェスに熱中し、チェスの差し手として抜きん出た存在だった。
また、集中すると、チェスのことしか頭になくなり、奇行も目立ったが、15歳にして、アメリカのチェス王者になる。
その後、ヨーロッパ各国の王者なども打ち破り、注目を浴びる存在になるが、一方で、奇行や過激な言動も目立つようになり、様々な意味で注目を集める存在だった。
当時、チェスは、ソ連が断トツの強さを誇り、世界王者はソ連のスパスキーが君臨していたが、1972年、ついにフィッシャーは、王者スパスキーと王者の座を賭けて対戦する機会が巡ってくる。勝負は24番勝負であったが、
当初、大局を拒否するなど騒ぎを起こすものの、最終的には、勝ち越し、世界王者になるのだった(完)。



【フィッシャーの天才性を描いた作品】

以前観た、ボビー・フィッシャーのドキュメンタリー映画「ボビー・フィッシャー 世界と闘う男」では、ずば抜けた才能と表裏一体のように、精神不安を抱えていて、奇行や衝動的な行動の末、優れた才能を長く活用することができずに、没落するような形で死んでしまう姿が描かれていましたが、本作では、フィシャーの後半生のダーク面は描かれず、フィッシャーの人生の頂点とも言える、世界王者獲得までが描かれています。

その意味では、フィッシャーの天才性に着目した作品と言えます。

(転載終了)


(感想)
たまたま連続で「ボビー・フィッシャー」がらみの映画を見ることとなった。

以前見たドキュメンタリーでは、スパスキーに勝ったあとのフィッシャーも追い、
アメリカから追われるような形で海外へ出て、いっとき
日本にもしばらく滞在していたことも描かれていた。
日本女性と結婚(?)もしていたようだった。
そして最後にはアイスランドのレイキャビクに落ち着き
亡くなるまでそこに暮らしたようだった。


相当の変人で、謙虚さのかけらもなく、傲慢そのものの尊大な態度の人だったようだ。
しかし「天才」であることがその歪な人間性を凌駕し、許されていた。
それが彼にとって良かったのかどうか。
天才ゆえに人間性、精神障害は見逃されるのだろうか。
しかし、それほどに彼の能力は凄まじかったようだ。



いま、折しも将棋の世界で藤井聡太くんがそのような「天才的」棋士として
脚光を浴びている。
連勝が大きく取り上げられたが、29で止まったことが却って
彼にとっては良かったかもしれない。

将棋もチェスも途方もないほど頭脳を使うので一局やると途轍もなく
ぐったり疲れるという。
頭脳が宇宙のように何手も先を読み、ありとあらゆる想定をし、
めまぐるしく考えなければならない。そのために精神が崩壊してしまっても
仕方ないくらい過酷な競技だと思われる。



ただ、この映画では「完全なるチェックメイト」の神の一手が
どれほど凄いものなのかが、よくわからなかった。
チェスを知ってないとそこまで楽しめない。
そこは少し残念だった。
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