フィギュアシーズンが始まりましたね・・・

今年もフィギュアスケートのシーズンがやってきた。
でも今度は浅田真央がいない・・・。

いずれこういう時が来るのはずっと覚悟していたし、
その時を想像してはぞっとしていたけど、ああいうフィギュアの状態を
見るにつけ、もういいんじゃないか・・・と痛々しい思いで見てたものだから
退くことは致し方ないとも思っていた。
2015年の全日本でも、もうこれで終わりにするつもりでは?と
息詰まる思いで見ていた。
そういう雰囲気が多くのファンにもあったのだろう、ツイッターで
呼びかけがあり、現地で一斉にGO!MAOのピンクのバナーが
掲げられた。真央ちゃんが精神的に相当追い詰められているように
思えたからだった・・・。
果たして、引退は免れたが、実際本人はもう辞めるつもりでいたとか・・・。

だからいつ「辞める」と言い出しても不思議ではなかった。
だが、その次のシーズン「リチュアルダンス」をひっさげ、
真央ちゃんは氷上に立った。
五輪シーズンまでは頑張るつもりなんだな、と解釈した。
だから成績が振るわなくとも、今シーズンも続行してくれると信じていた・・・
だが・・・膝も限界まで来てたのだろう、だが
それもあるがやはりあの採点に深く傷ついたのではないだろうか、
踏ん張る気持ちを削がれてしまったのではないか・・・。



彼女のような稀有なスーパースターが思いもよらぬ妨害を受け、
苦難の道を歩まされてしまうこの日本のスケート界の状況って一体・・・。


そして今季・・・始まって早々兼ねてからゴリ押し間の強かった若手選手が
B級大会で優勝したらシニア初戦で優勝!!って各局、五輪で
勝ったかのような騒ぎっぷり。大げさすぎる。
その上・・・衣装忘れ、高地での酸欠・・・と・・・
ドラマ仕立てである。
肝心の演技だがSPは新しいプロが間に合わないので使い慣れた
プロを使用、フリーは3サルコーが2になったのにも関わらず
加点がつく、という甘アマな採点、一方、3Aを24歳にして決めた
未来の方はGOEマイナスである。
回転不足がどうのというなら、あの娘の方こそ回転不足、エッジエラーが
あるのではないか。何より負担が軽くなるような薄いつなぎ、
だからあまり体力消耗しない。

何より彼女の演技を見ても何の感動もない。
ノービスの頃から見ているけど、何にも変わってない。
表現が同じ。
代り映えがしないので飽きてくる。
その点、花織ちゃんは見ごたえがある。
ミスが出たけれど初戦だからこれから右肩上がりになっていくだろうと期待したい。

ただ衣装は変えてほしいな。あの色はいけません。モスグリーンは
余程色白でないと似合わない。年齢ももう少し上のほうがいいだろう。
花織ちゃんには合わないと思う。


ショーマはよく頑張った。
あの調子がずっと続くといい。
世界初の、後半四回転コンビネーションのジャンプ成功。
ほとんどの種類の四回転ジャンプをものにしている。

そしてネイサン。
彼はアクセル以外の四回転ジャンプを成功させた。
しかもジャンプだけじゃない。
振り付けも素晴らしいし、ダンスの素養がありひとつひとつの
ポーズがきれいだ。

ジェイソン二位だった。四回転が入らなくても彼のスピン、ステップ、
スケーテングの素晴らしさこそ、フイギュアの醍醐味だ。
こういう選手こそ評価されるべき。



にしても、選手のゴリ押しは本当にやめてもらいたいなあ・・・。
スポンサーサイト

三度目の殺人(ネタバレあり)

NQ9MNPn1ZJqgir8sqfGALRPttotzaw3wNdeJc6dt.jpeg




ネタバレなしで書きたかったが、無理なので
ネタバレ全開である。


未見の方は読まないでください。





(あらすじ)(ネットより)

福山雅治演じる重盛は、「真実」は二の次で判決の勝敗にこだわる弁護士。依頼人の要求が減刑であれば、事件の真相は追求せずに減刑することだけを念頭に証拠集めや調査を行う。「真実は誰もわからないのだから、メリットのある結果を出す」というのが彼の主義。

そんな重盛が同僚の摂津に頼まれ、ある殺人事件の弁護を担当することになる。前科のある三隅という男が、解雇された工場の社長を殺した容疑で起訴されているとのこと。
これは“二度目の殺人”で、三隅は容疑を認めているため死刑は確実とされていました。
しかし重盛は弁護の依頼を受け、無期懲役に減刑できないかと三隅の周囲を調べ始めます。

始めは「金銭目的で社長を襲った」と供述していた三隅でしたが、その約10日後、週刊誌に「社長の妻・美津江に頼まれて保険金目的で殺した」と独占告白。三隅は証拠のメールも残っていると言い、犯行の前報酬と思わせるような50万円の振り込み通帳も提示してきました。

美津江との関係の裏を取るために、重盛は三隅のアパートを訪る。大家に話を聞いたところ、三隅のアパートには足の悪い女の子が頻繁に訪れていた。
この足の悪い少女は、被害者の娘・咲江だった。

なぜ被害者の娘が容疑者の家を頻繁に訪ねていたのか。さらに三隅は自分が捕まるのを想定していたかのように身の回りを整理していた。ただの強盗殺人だと思われていた事件の謎は深まっていく。


重盛はさらに三隅を探るため、彼の前科である“一度目の殺人”について調べ始めます。
奇しくも、30年前の殺人事件の裁判で裁判長を務めたのは重盛の父でした。父は三隅のことを「獣みたいな人間」と言い表します。
さらに当時三隅を逮捕した刑事は「感情のない空っぽの器」と表現するのでした。

30年前の刑期を終え刑務所から出てきた三隅は、自分に有罪判決を下した裁判長(重盛の父)に1枚のはがきを送ります。
そこには「4歳の娘と雪遊びをしたことを思い出している」と書いてあるのでした。

三隅という人物がこれまで以上にぼやけていく中、第一回公判が開廷します。

以下はネタバレになる。
まだ未見の方は読まないでください。













【ネタバレ注意】

この物語をかき乱す三隅による供述は、大きく分けて三転します。

重盛と初めて接見した際は「金目的の強盗殺人」と供述。その約10日後には「美津江に頼まれてやった」と、突然メールの証拠とともに提示してきます。
さらに咲江が事務所を訪れたと知った後は「自分はやってない」と容疑を否認したのです。

映画の最後まで、三隅のどの証言が真実なのかは分かりません。
ただ三隅は有罪判決を受けて物語は終わります。




三隅が週刊誌に独占告白するまで、重盛は“死刑確実と思われる案件を無期懲役に減刑する”ことを目指していました。重盛にとって、これはありふれた裁判のはずでした。

始めは強盗を目的として殺人を行った強盗殺人ではなく、恨みによる殺人のあとに“たまたま”財布を盗んだ窃盗であるというシナリオを立てます。金銭目的での殺人より、恨みのある殺人の方が罪が軽くなる場合があるという点を突いて、無期懲役に減刑できないかという考えでした。

しかし三隅が週刊誌に独占告白したことから、法廷戦術を見直し「あくまでも美津江が主犯格」という線を攻めることにします。

これまでの供述はなんだったのか、なぜ突然そんな言動をとったのか。重盛はそんな疑問を押し殺し「美津江の依頼による殺害」という戦術で法廷の準備を進めます。


第二回公判後、重盛たちの事務所を訪ねた咲江。彼女は父から性的暴行を受けていたと告白し、
それを助けてくれたのが三隅だったと言うのです。

三隅と咲江は、のちに殺人現場となる多摩川の河原で出会いました。
その日は咲江の誕生日だったため、三隅が提案して作った雪のケーキの前で笑う2人が写真に残っています。
2人は自然と心を開いていき、咲江は父親に性的暴行を受けている事実を明かしました。

重盛たちが問い詰めた結果、咲江は三隅と心身共に支えあう関係だったと認めます。
この証言が三隅の助けになるなら、法廷で証言したいと申し出ました。






物語の時系列まとめ【ネタバレ注意】

2月15日:三隅と咲江が河原で出会う

三隅が河原で焚火をしているところを咲江が通りかかり2人は出会います。咲江が、今日が自分の誕生日であることを伝えると三隅は雪でケーキを作ろうと提案。雪のケーキの前で2人は写真を撮りました。

2月20日:三隅が裁判長にハガキを送る

三隅は、咲江と出会ったことで実の娘と過ごした日々を思い出し、そのことをはがきに書いて30年前の裁判長に送ります。


10月11日:山中が殺される

多摩川の河川敷で工場を経営する社長が殺害されます。遺体は十字架の形で燃やされていました。


10月13日:三隅が逮捕される

逮捕後・摂津が弁護士として選任されます。


11月21日:強盗殺人・死体損壊の容疑で起訴される

三隅は「被疑者」から「被告人」となり拘置署に移されます。


12月5日:三隅と重盛が初接見

摂津・重盛・川島が三隅の元を訪れます。この日、検察側から立証に足ると考えられる証拠が提示されました。
またこの日以降、弁護側からの証拠開示請求が可能となります。


12月16日:週刊誌が発売される

三隅の供述が一転し、重盛たちは三隅に真偽を確認すべく接見を行います。
ここで重盛は法廷戦術を変更し、妻である美津江が主犯格であるとします。

3月22日:第一回公判

美津江は殺害を依頼したのか、メールの内容を確認します。美津江は仕事のことは夫に任せているのでよくわからないと返答。メールも夫が自分の携帯から勝手に送ったと証言しました。その翌日、第二回公判が行われています。

3月24日:咲江が重盛事務所を訪れる

ここで咲江が「父から性的虐待を受けていて、それを三隅が助けてくれた」と証言。
証拠として、のちに犯行現場となる冬の河原で撮った、三隅と咲江のツーショット写真を見せます。


3月25日:重盛が三隅と接見

三隅に、咲江が訪ねてきたこと、咲江は三隅を助けるためなら法廷で証言したいと思っているということを伝えます。
すると三隅は「咲江の証言は嘘。私は殺人をしていない」と新たな供述をします。


3月26日:第三回公判

三隅がこれまで争点となっていなかった犯人性を否認したため、一時休廷となります。
検察官、裁判長、弁護人のみで話し合い、裁判は「強殺であるか」という争点に「犯人性」を加えて続行されることになります。



3月28日:第五回公判にて判決

三隅の否認は合理性がないと判断され、有罪判決を受けます。ここで死刑が確定します。
(以上ネットより)


見ごたえのある作品だった。


三度目の殺人の意味はきっと「そう」だろうと見る前から思っていたことが
当てはまっていた。
そして足の悪い娘の境遇も、予告編で想像した通りだった。

そこ等へんは想像できる範囲内だ。

しかしこれは推理ものやサスペンスものとは違うので、誰が犯人か、とか
謎解きが主題ではないのだ。



「自分は生まれてこないほうが良かった。
そんな自分でもあなた(福山扮する弁護士)の言うことが本当だったら
役に立ったのかな。」
と、三隅は最後の接見の時に言っていた。


生まれてこないほうが良かった、と何故思うようになったのか。
彼がそのように思いながら生きるに至った理由はわからなかった。

また、足の悪い娘の経緯だが、
生まれつき足が悪いのに小さいころ高いところから飛び降りて足が悪くなったと
世間に言っている、と近所の人だったかが証言していたのだが、
娘自身は「飛び降りて足が悪くなったのは本当だ」と述べている。
この意味はよくわからなかった。
親は近所にうそをついてたことになるが、それが何故か、
のちに回収されるのかと思ったが何も出てこなかった。
それがひっかかっている。

親は何故そのような嘘をついていたのか?
つまり本当は生まれつき足が悪かったわけではなかった。
飛び降りたため後天的に悪くなったらしい。
しかし、飛び降りて悪くなったのは本当のことなのに、それが嘘であるかのように
周りに言っていたことになる。
複雑だ。それはよくわからない。




福山雅治の役の弁護士は「嫌な奴」だ。
真実などどうでもいい、依頼者の利益になることだけ考えていればいいと
勝つことを優先させるビジネスライクな弁護士。

しかしその依頼者三隅は、彼が今まで出会ったことのないタイプの犯人だったのだろう。
真実なんてどうでもいいと言ってた弁護士が、「本当のことを言ってくれ!!」と
言い出すことになっていく。

司法の場の人たちがいかに事務的に審理を展開していくかが描かれていて面白かった。
実際、あんなものなのだろう。
そこには被害者への「感情」は存在しない。
何千件、何万件もの事件を扱ううちに、感情など入れることもなくなっていくのだろうかd。
被害者一人だから懲役何年、複数で残虐だから死刑、とか
判例に当てはめて、落としどころを決めて、それに向かって進めていくだけ。

裁判は「真実」を追求する場ではないのだろうか。

関ヶ原

20170717144405.jpg

160921_183.jpg

seki.jpg

o0296050713771795841.jpg


関ヶ原
(C) 2017「関ヶ原」製作委員会

製作年:
2017年
製作国:
日本
日本公開:
2017年8月26日
上映時間:
2時間29分
製作:
「関ヶ原」製作委員会
製作プロダクション:
東宝映画 / ジャンゴフィルム
配給:
東宝 / アスミック・エース

2017年10月号
『関ヶ原』有村架純 単独インタビュー
『関ヶ原』岡田准一インタビュー

見どころ:小説家・司馬遼太郎の著書を、『日本のいちばん長い日』などの原田眞人監督が映画化。豊臣秀吉亡き後の天下をめぐり、徳川家康を総大将とする東軍と、石田三成率いる西軍が激突した「関ヶ原の戦い」を描く。
これまで描かれてきた人物像ではない三成を岡田准一、策略を駆使し三成を追い詰めていく家康を役所広司、三成への恋心を胸に彼を支え続ける忍びを有村架純が演じる。
日本の戦国時代における重要な合戦が、どのような切り口で映し出されるのか注目。

あらすじ:豊臣秀吉の死後、豊臣家への忠義を貫く石田三成(岡田准一)は、
天下取りの野望に燃える徳川家康(役所広司)と対立を深めていく。
そして1600年10月21日、長きにわたった戦国時代に終止符を打った歴史的合戦「関ヶ原の戦い」は、早々に決着がついた。
有利と思われた三成率いる西軍は、なぜ家康率いる東軍に敗れたのか……?

関ヶ原
(C) 2017「関ヶ原」製作委員会
(以上ネットより)



(感想)
原作は未読。

これはある程度知識がないと見ていてよくわからないかもしれない。
私としては「真田丸」がまだ記憶に新しいので何とかついていけた。
しかしセリフがシンゴジラのように早口で(時代劇には珍しい)
おまけに方言も駆使されているので、ところどころわかりにくかった。
時代劇に慣れてない人にはかなり不親切だと思う。
それでなくても時代劇特有の武士言葉は現代語とはかなり違うので
普段から時代劇になじんでいればわかる言葉でも、そうでない人には
理解しにくいのではないかと心配になった。

テンポがよく、スピーディーに進むので飽きない。
しかし裏を返せばダイジェスト版のようにも感じる。再現ビデオみたいな。

なので歴史好きには物足りなく、初心者には不親切、そんな印象の映画だった。
徳川家康と、石田三成という、全く個性の違う人物がそれぞれの「義」をかけての大戦を
したこと自体、大変ドラマチックで、しかも三成優勢であったのものが
逆転で家康勝利に変わったという点からみても、まるでお芝居の脚本でもあるかのような
展開なので面白くないはずがないのだ。
ただ、やはりその戦に至るまでの権謀術数や、それぞれの人物像、などを描写しきれて
おらず、そのあたりも物足りない。

しかしそうはいっても今の時代においては好感の持てる作品ではある。
主演は確かにジャニーズ事務所が絡んではいるが、その他役者陣は
手堅いキャスティングで固めてあり、唐突な芸人配置のような違和感がなかった。
音楽もまた、壮大で、近頃のJポップなどを使用しなかったところはとても良かった。

そしてセットもなかなかのものだったが、多くはロケで、しかも
多くの寺社仏閣を使用しているらしい。
それがこの映画に重みを与えている。

合戦シーンも頑張ってはいると思ったが、迫力にやや乏しく、
俳優の熱演に頼る点もあったように思う。
また、捕虜の朝鮮人が最後に「わが同志!」と叫んで爆破させるシーンも
違和感しかなかった。



と色々と文句は多いが、今の時代、時代劇そのものが激減しており
その技術の継承もおそらくはままならないだろうことを考えるとこのような
正統派時代劇は歓迎である。
このスケールの大きな物語を、三時間足らずでまとめようと思うとこれくらいが
限界なのかとも思うし、そんな中、よく健闘されたと思う。

こういうものをきっかけに若い人が時代劇に興味を持ってくれると良いのだが・・・。

あなたと私の合言葉  さようならこんにちは

cf43e798785445ab2aa95fad9f2036a8.jpg





監督 市川崑
出演 (京マチ子)市毛梅子 (野添ひとみ)青田通子 (若尾文子)青田和子
(菅原謙次)渡辺半次郎 (川口浩)片岡哲 (船越英二)市毛虎雄 (佐分利信)青田伍介
(石井竜一)プロローグの社員A  (田宮二郎)プロローグの社員B
    (浦辺粂子)おでん屋のおかみ  (見明凡太朗)友人宮本  (潮万太郎)洋服屋主人
    (星ひかる)伊藤営業課長  (桂小文治)客武智
劇場公開日 1959年1月3日
上映時間 86分

平凡連載の久里子亭の原作を、原作者自身と「ごめん遊ばせ花婿先生」の舟橋和郎が脚色、「炎上」の市川崑が監督した風刺喜劇。

監督  市川崑
撮影は「軍国酒場」の小林節雄。
音楽は塚原晢夫。
京マチ子・野添ひとみ・若尾文子・川口浩・菅原謙二・佐分利信らのオールスター・キャスト。

あらすじ
ビジネスガール青田和子は若くて美しくて聰明なのだ。
渡辺半次郎という許婚者がいた。彼が大阪へ転勤して行ってから四年たつ。
互いに愛しあっているが、なかなか結婚できない。
和子には元欧州航路の船長で今は失職中の父伍介と、高校を出てスチュアーデスになった妹の通子がいるからだ。
伍介にとって和子は亡妻がわりだし、通子も家事はからきしだめだ。
一家は和子なしにはなりたたないのだ。
--親友の市毛梅子が大阪から上京してきた。
大阪で老舗の料理屋を血のつながらぬ義兄の虎雄とやっている。
東京進出を目論見ている商売上手の女だ。彼女なりに結婚は女性の自由と独立をはばむと考えている。
和子は梅子に半次郎に会って結婚を断ってくれと頼んだ。梅子は半次郎に会う。
そのとたん、彼女の固い結婚観は崩れてしまった。彼が好きになったのだ。
話を聞いて和子は呆然とした。
彼女も好きは好きなのだ。驚いたのはもう一人いた。
虎雄である。以前から彼は梅子と結婚して、店の暖簾を守ろうと思っていたのだ。
和子は会社の出張で大阪へ行き、半次郎に会った。


(感想)

最初のほう、若尾文子の棒読みのようなセリフ回しに面食らう。
そして見てれば、どうも小津安二郎のパロデイ(?)のようなのだ。
父のために結婚をためらう適齢期の娘・・・。
母はいなくて、娘が仕事をしながら家事も切り盛りし、父も妹も
そういう生活に疑問を抱かない・・・。というような展開。

画面の切り返しなど、小津的なものをふんだんに感じさせる。

ところがラストが市川崑の場合は一筋縄ではいかなかった。
なんだかんだで元の婚約者と結ばれるのかな・・・と
思っていたが、結局、自立の道を選ぶ。
父はそれなりに娘が結婚しやすいようにと、再婚するなどと言ってみるが
その嘘をあっさり娘に見抜かれ、娘はそれならば
ということで会社が勧める渡米の道を選ぶ。
最後、船でアメリカに行くのだが
船、ってとこが時代だな。
今なら飛行機だものね。

b749690cce9971b4da178b15a299c9cb.jpg

888c64570ee63fa1be5ee59027650cdc.jpg
メガネの文子も可愛いわね。
63ed0d5b0b486007ddc8bd830bb39eb1.jpg
こんな二人が当時の映画界に普通にいたなんて・・・。
贅沢な時代だわ。
今見ると凄いこと。

ランオールナイト

t02200311_0340048013321185258.jpg


原題:Run All Night
2015/アメリカ 上映時間114分
監督・製作総指揮:ジャウム・コレット=セラ
製作:ロイ・リー、ブルックリン・ウィーバー、マイケル・タドロス
製作総指揮:ジョン・パワーズ・ミドルトン
脚本:ブラッド・インゲルスビー
撮影:マーティン・ルーエ
美術:シャロン・シーモア
衣装:キャサリン・マリー・トーマス
編集:ダーク・ウェスターベルト
音楽:ジャンキー・XL
出演:リーアム・ニーソン、ジョエル・キナマン、ビンセント・ドノフリオ、ニック・ノルティ、ブルース・マッギル、ジェネシス・ロドリゲス、ボイド・ホルブルック、コモン、エド・ハリス
パンフレット:★★★★(720円/薄いかと思いきや、インタビューやコラムが結構充実)

(あらすじ)
ニューヨーク、ブルックリンを縄張りとするマフィアの殺し屋ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は、
これまでに犯した罪にさいなまれ、酒をあおることが唯一の慰めだった。
家族からも疎まれるジミーだったが、ある時、息子マイク(ジョエル・キナマン)の命が狙われ、
息子を助けるために相手を殺害。
しかし、殺した相手は、マフィアのボスであり長年の友人でもあるショーン(エド・ハリス)の息子だった。
ジミーは復讐に燃えるショーンから追われる身となり、ニューヨークを舞台に逃走劇を繰り広げる。
(以上、映画.comより)


(CSにて)

随分前に録画していたが、なかなか見られずやっと今日視聴。

まあまあ面白かった。

一晩中、逃げ回るのか・・・ああしんど・・・。
と思っていたが、それでもそれなりには楽しめた。
ちゃんと黒人の少年も伏線にはなってたし。
ただ、私の場合は格闘シーンはそれほど好きじゃない(96時間は良かったけど)
ので、そこは少しかったるかった。

頭脳戦ではなく、ただただ逃げて撃って、殴って・・・という点が
少し芸当がないというか・・・。
家族愛には溢れてたけど。
でも、殺し屋なのにちゃんと結婚して子供もいるんだ。
リーアムを狙う黒人の殺し屋はなかなかクールで良かった。
ああいう「プロです!」という「仕事」に徹する人物は見ていてカッコイイ。


しかしまあ、そもそもりーアムは過去、殺し屋なので、
最後は死ぬしかないよね、ってラストがわかってしまう。
でもこれは、死んでしまって後味悪いというよりは死ぬことで贖罪したんだなと
一応納得できるし、何よりもまた子供(ここでは息子)のために
なりふり構わず守ろうとする愛情深き熱血父、というのはブレないのだった。


リーアムが殺してしまうマフィアの息子役の俳優と、リーアムの息子役の俳優が
印象に残った。
エド・ハリスは存在感があるね。