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コンテイジョン

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原題:Contagion
2011/アメリカ 上映時間106分
監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作:マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア、グレゴリー・ジェイコブズ
製作総指揮:ジェフ・スコール、マイケル・ポレール、ジョナサン・キング、リッキー・ストラウス
脚本:スコット・Z・バーンズ
撮影:ピーター・アンドリュース
美術:ハワード・カミングス
編集:スティーブン・ミリオン
音楽:クリフ・マルティネス
衣装:ルイーズ・フログリー
出演:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット、ブライアン・クランストン、ジェニファー・イーリー、サナ・レイサン、エリオット・グールド、チン・ハン、モニーク・ガブリエラ・カーネン、ダリア・ストロコウス、ジョン・ホークス、ディミトリ・マーティン、アルミン・ローデ、アナ・ジャコービー=ヘロン、エンリコ・コラントーニ、ブライアン・クランストン



(あらすじ)
接触感染により数日で命を落とすという強力な新種ウィルスが香港で発生。
感染は瞬く間に世界中に拡大していく。
見えないウィルスの脅威に人々はパニックに襲われ、その恐怖の中で生き残るための道を探っていく。
(以上、映画.comより)





(ネタばれあり感想)


随分、前の映画なのでネタばれありです。




公開当時、映画館で見ました。
展開がスリリングでテンポが良く、そだーバーグらしいスタイリッシュな
作品です。

「今だから」あの時より、熱心に見ました。
発生源からどのように広がっていくか・・・というのが
最後の最後にわかる作り方ですが、「皮肉」な現実があったのだ、と
思わされます。
まあ、ちょっと出来すぎな感じはしますが、映画だからね。


グイネス・パルトロウがまさにその「皮肉」を象徴する人物で、
食品会社の有能な社員であり、香港出張の際、不倫している。
不倫の罰で感染?みたいな展開です。
アルダーソン社の、開発のための森林伐採のせいで
コウモリが住処を失い、人里へ近づいたために
そこからウイルスが広がる・・・という・・・。


淡々とパンデミックの様子を描いています。
アウトブレイクも同じような感染ものですが
国が絡んでいて、陰謀的な要素が含まれてました。
こちらはそういうものはありません。
ただ、内部の者がワクチンを優先的に接種する、という
役得?優遇?的なことは描かれています。

感染地区が閉鎖されると食糧を求めた人々が暴徒化し、
暴動が起きます。あの辺はリアルで怖いです。
日本ではどうでしょうか。
マスクがなくなったり、トイレットペーパー等がなくなると
必死で買いに走る様は、暴徒化こそ今はしてないけど、
こういう状態が続いたらさすがの日本人もどうなるかわからないような
気もします。


この映画では、やはり「ワクチン」が解決のポイントになります。
現実ではどうなるでしょうか。

ワクチンが万能だと思わない方がいい、という説もありますが、
でも、おたふくかぜ、はしか、破傷風などワクチンのおかげで
人間は大半が生き延びることができた、とも
言えるのではないかと思うのですが・・・。


マット・デイモンは普通の旦那さんを普通に演じていましたね。
人間的にあったかい感じが出ていて良かったです。
グイネス・パルトロウは不倫するようなイメージがなかったので
意外な役どころでした。
ケイト・ウイんすレットは職務に忠実で、懸命に感染者の足取りなど
つかもうと奔走するんですが、自らも感染してしまって亡くなってしまいます。
生き残ると思っていたので、驚きました。気の毒でした。

ジュード・ロウは男前ですがこういう胡散臭い役も
ピッタリなんですね。
フリージャーナリストで、ネットを駆使して、世間を煽ります。
政府は本当のことを隠している、というような陰謀論的なことを
広め、アクセス数がうなぎ上りになります。
国民は恐怖と不安のためにパニックになります。
そんな時、政府が信じられないと、そういう話に飛びついてしまいます。

今、日本がちょうどそんな感じです。
検査はなかなか受けさせてもらえないし、だから
病院をはしごする、何軒目かでやっと検査したら
陽性だった・・・と・・・。

その間に、周囲に感染させてたんじゃないか、
だったら初めの病院で検査させれば良かったんじゃないか、
国は感染者数を抑えたいから、検査させないようにしてるんだ、
と色々憶測が飛び交っています。


今の日本は特に
総理が嘘、捏造、ごまかし、改竄、隠蔽をこれまで行ってきた
人間です。
いま、何を言おうと信用できないのです。
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ウインドリバー

*武漢肺炎(新型コロナウイルス)が猛威を振るい、
感染が止まらない不安な中、映画もあまり見る気になれずに過ごしています。

初動ミスが、ここまで深刻な事態を招いたことは明らかです。
初めての対応で、政府も頑張っている、応援しよう、という声がありますが、
政府を批判することは、反省と対応を促す原動力になるので、
私は批判は良いことだと思います。

中国全土からの入国禁止、これさえできていれば
ここまで拡大していなかった可能性が高い。
台湾は先手先手で、うまくコントロールしているようです。
統治能力の差を目の当たりにして、ひたすら羨ましいです。

中国の軍門にいつの間にか下っていた日本。
日本にも深い深い闇があります。


この映画もアメリカの闇の部分を映画いています。
しかし、声高に批判するものではありません。
淡々と、静かに映画は進んでいくのです。


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原題:Wind River
2017/アメリカ 上映時間107分
監督・脚本:テイラー・シェリダン
製作:ベイジル・イバニク、ピーター・バーグ、マシュー・ジョージ、ウェイン・L・ロジャース、エリザベス・A・ベル
製作総指揮:エリカ・リー、ジョナサン・ファーマン、ブレイデン・アフターグッド、クリストファー・H・ワーナー、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、デビッド・C・グラッサー、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、ニック・バウアー、ディーパック・ネイヤー、ティム・ホワイト、トレバー・ホワイト、ニコラス・シャルティエ、ジョナサン・デクター、バンサン・マラバル、ブラヒム・シウア
撮影:ベン・リチャードソン
美術:ニール・スピサック
衣装:カリ・パーキンス
編集:ゲイリー・ローチ
音楽:ニック・ケイブ、ウォーレン・エリス
出演:ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ジョン・バーンサル、ジル・バーミンガム、ケルシー・アスビル、グレアム・グリーン、ジュリア・ジョーンズ、テオ・ブリオネス、タントゥー・カーディナル、エリック・ラング、トカラ・クリフォード、マーティン・センスマイヤー、オースティン・グラント、イアン・ボーエン、ヒュー・ディロン、マシュー・デル・ネグロ、ジェームズ・ジョーダン

(あらすじ)
ネイティブアメリカンが追いやられたワイオミング州の雪深い土地、ウィンド・リバーで、女性の遺体が発見された。
FBIの新人捜査官ジェーン・バナーが現地に派遣されるが、不安定な気候や慣れない雪山に捜査は難航。遺体の第一発見者である地元のベテランハンター、コリー・ランバートに協力を求め、共に事件の真相を追うが……。(以上、映画.comより)



(感想)
インディアン居留地があるのは、知識として知っていましたが
どんな場所か、この目で見たことはありませんでした。

インデイアン保護のために、行っているのだと思っていましたが、
最果ての地に「追いやっている」と言った方が当てはまっているようです。
極寒の地で、仕事も楽しみもなく、将来もない。
その地から離れることもできない。
そのため、ドラッグに走ったり、犯罪を犯したり・・・。
しかしその地区を受け持つ警官はたった6人だけ。
事実上、無法地帯になっているようです。

居留地の入り口にはアメリカ国旗がさかさまに掲げられています。
そこに彼らの憤懣がこめられています。


物語はシンプルです。
こういう地で、少女たちが犠牲になっている。しかしだれにもどうすることも
できない。
昔、マーロン・ブランドがアカデミー賞をボイコットしたことがあって、その
理由がインデイアン居留地等のインデアン政策に対するものだった、と
記憶しています。




『ゴッドファーザー』で主演男優賞を受賞したマーロン・ブランドは、ハリウッドにおける人種差別への抗議を表明するために受賞を拒否。授賞式には代理でネイティブ・アメリカンの活動家サチーン・リトルフェザーが登壇し、「彼はこの賞を受け取ることはできません。映画界におけるネイティブ・アメリカンの扱い方が理由です」とスピーチ。会場からは拍手とブーイングの両方が巻き起こる事態に。マーロンはその後のインタビューで、受賞拒否を「後悔していない」と語っている。





子供のころはアメリカドラマ、映画でインデアンは悪者で、
騎兵隊やヒーローが出てきてやっつける、というのは定番でしたし、
それを信じて楽しんでみてました。

それが高校生くらいだったか、「ソルジャーブルー」という映画が公開され、
原住民であったインデイアンに、後からやってきた侵略者白人が
どれだけ残虐非道なことをしたか、が描かれていました。
衝撃的でした。
今まで知らされていたものが根底から覆ったのです。
物語としてはいい映画も作るアメリカですが、このような黒歴史が
あったのだ、という事実を知り、アメリカを見る目が変わりました。
考えてみれば、日本にだって原爆を二発も落としているんですから、
そういうことができるってことは相当人種差別的意識と
残虐性が高い、という事だと思います。


映画としては良かったです。
マイナス30度の状況で走ったら、肺が凍り付いて
出血し、それによって窒息して死んでしまう、ってことも
初めて知りました。

それから
射撃の名手であるコリー役のジェレミー・レナーも良かったです。
しろい装束がまるで「白い悪魔・シモ・ヘイヘ」みたいに思いました。
シモヘイヘを映画化する場合、ジェレミー・レナーがいいのではないかと
思いました。本物のシモヘイヘを見たこともないのに。

それからFBI捜査官役のエリザベス・オルセンは
あの!「フルハウスの」オルセンですってさ!!
わああああー大きくなったねえって、なんか感慨深いー。

この監督さんは「ボーダーライン」の脚本家ですって。
あの映画もリアルで真に迫っていて良かったですからね。
本作も、淡々としていて良かったです。

悲しみや痛みを、わめき散らさないで表現する。
それが余計、見るものに伝わってくるんです。
最近の邦画は、すぐ泣きわめくので
ウンザリです。
今度公開する「フクシマ50」も
どのように描いているでしょうか。
また、泣きわめかせてるんでしょうか。
内容は興味があるのですが、
あの名ドラマ「チェルノブイリ」に
迫れているでしょうか。



毒薬と老嬢

⁂記憶の中の映画

「毒薬と籠城」
(1944)
フランク・キャプラ監督
ケイリー・グラント
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あらすじ

ブルックリンの屋敷に住む老姉妹エビイとマーサは、先の短い孤独な老人に毒酒を飲ませて安らかに死なせてやることに
歓びを見出していた。
ある日、彼女達を訪ねてやって来た甥のモーティマーは隠されていた死体を発見してしまう。




(感想)
これを見たのも、定かではないが、淀川長治さんの
「土曜洋画劇場」か「日曜洋画劇場」どちらかだったと思う。
日曜洋画劇場が始まる前、土曜洋画劇場というのがあって、
私としてはそっちの方が良かった。次の日休みだし、ゆったりした気分で
映画を見ることができた。

土曜洋画劇場の方のは覚えてないが、日曜洋画劇場のエンディングテーマが、
また、明日からまた学校、また一週間・・・と思うと憂鬱さを加速されるような
陰鬱な曲だったから余計。

土曜洋画劇場は調べてみると、、一年ほど放送され、
その後は日曜にお引越し、今じゃ日曜洋画劇場の方が有名で、
土曜日にやってたことを覚えている人も少ないかもしれない。

淀川さんの解説が楽しみだったし、テレビ名画座以外で
名作映画が夜、見られるというのは妨害の楽しみであった。
他に印象に残っているのは
「赤い家」がある。
土曜洋画劇場のラインナップがどんなものだったか、調べてもなかなか
出てこないのでよくわからないが・・・。


とにかくこの映画はそんな時期に放映されたもの。(だったと思う)
私は小学校低学年で、ストーリーを今はほとんど覚えていないが、
とっても面白かったという記憶がある。
ケイリー・グラントが出ていたのもよく覚えている。
二人の老嬢が、面白くて、よく考えたら怖くって、
その時は知らなかった言葉「ブラックユーモア」を
初めて体験した映画、と言ってもいいかもしれない。


これは、また見たいんだけど、その後
テレビで再放送があったのかなかったのか、見る機会を得られず、
今の今まであれっきり、二度と見ていない。
どうやらDVDにはなっているようなので、もう一度
ぜひ見てみたい。
だけど、本当は当時のまま、吹き替えで見たいんだよなあ・・・。


今から思えば贅沢な話だったんだと思う。
吹き替えが当たり前だった当時。基本は字幕版が良いと
いう考えを持っているけど、お茶の間で見るには吹き替えがいい。


当時はまた、とてもいい声の声優さんが綺羅星の如く居並び、
それを堪能していたものだ。
今にして思えば貴重なこと。

城達也、黒沢良、広川太一郎、高山栄、野沢那智、水城蘭子、谷育子、池田昌子、
などなど
本当に素晴らしかったんだな、と改めて思う。

小山田宗徳なんて人も、ヘンリー・フォンだと言えばこの人の声、という
ことで「12人の怒れる男」の吹き替えも素晴らしかったし、
昔のままの吹き替えでまた放送してくれないかしらと思っている。

ライトスタッフ

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【ライトスタッフ】
原題:The Right Stuff
日本公開:1984年9月
制作国:米国
監督:Philip Kaufman(フィリップ・カウフマン)
出演:Sam Shepard(サム・シェパード), Ed Harris(エド・ハリス), Scott Glenn(スコット・グレン), Dennis Quaid(デニス・クエイド)




===== あらすじ(ほぼ史実) =====
 1947年に米国空軍パイロットのチャック・イエガーが、X-1で人類最初の超音速飛行をしてから10年あまり、
ソ連の人工衛星スプートニクの成功に脅威を感じた米国は、有人宇宙飛行を目指すマーキュリー計画に邁進した。
ロケットや宇宙船の開発を進める一方で乗員の準備も行われ、何日もの適性検査の結果、1959年4月9日、軍のパイロットから7人の宇宙飛行士が選抜された。

 1961年4月、ソ連のガガーリンに有人宇宙飛行で先を越され、米国はいっそう焦りを強くする。
同年5月にシェパードが宇宙空間の弾道飛行に成功し、次いでグリソム、そして1962年2月にはグレンが米国として始めて地球周回に成功した。宇宙飛行士たちは有名人になり、各地でもてはやされるばかりか、
売名に利用しようとする政治家まで現れた。

 そのころイエガーはテスト・パイロットとしてNF104による最高高度到達に挑戦していた。
そして1963年5月、クーパーの単独飛行をもってマーキュリー計画はその使命を終えることとなった。


【解説】
 タイトルの「ライト・スタッフ(The Right Stuff)」とは「適切な(正しい)素質(資質)」という意味。
有人宇宙開発の初期段階において、宇宙飛行士としてもっとも「適切な素質」(正しい資質)は何かと問う映画。
 米国政府やNASAにとっては、その素質を持つのは7人の男たちとされた。
他の資料などで補うと次のようになる。

(氏名、出身、
  初飛行年月日、宇宙船名、
  飛行時間、地球周回回数等)
アラン・シェパード 海軍
  1961年5月 5日 マーキュリー・レッドストーン3号
  15分28秒 弾道飛行
ガス・グリソム 空軍
  1961年7月21日 マーキュリー・レッドストーン4号
  15分37秒 弾道飛行
ジョン・グレン 海兵隊
  1962年2月20日 マーキュリー・アトラス6号
  4時間55分 3周
スコット・カーペンター 海軍
  1962年5月24日 マーキュリー・アトラス7号
  4時間56分 3周
ウォルター・シラー 海軍
  1962年10月3日 マーキュリー・アトラス8号
  9時間13分 6周
ゴードン・クーパー 空軍
  1963年5月15日 マーキュリー・アトラス9号
  1日10時間19分 22周
ディーク・スレイトン 空軍
  1975年7月15日 アポロ18号
   9日01時間28分 148周
   (心臓に病気が見つかり、マーキュリー計画では飛んでいない。)



(感想)
大変良い映画で、長尺(三時間ほど)ですが、全く飽きることがありません。

この映画は、まず、音楽の良さに惹かれ、いっとき
この音楽ばかりを聴いていた時期がありました。
とてもとてもいい曲。
クラシックの曲を取り入れて、一部そのままの旋律もあるけれど、
この映画での音楽は、これはこれでカッコイイ。

私は真央ちゃんに、この曲を使ったプログラムを作って滑ってほしい、と
ずっと熱望しています。
ホワイトミミ様がこの曲を使って、「鐘」に合わせた動画を作っておられます。
ピッタリで、本当にカッコイイ!!!


この映画のカッコよさは、サム・シェパードに集約されるでしょう。
なに、このカッコよさ。
背がすらっとしていてスタイルがいいし、顔は渋くて男前だし、
本当に素敵です。
もう他界してしまったとのことですが、この時のサム・シェパードは永遠です。
惚れ惚れします。
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本物のイエーガーと。

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チャック・イエーガー(サム・シェパード)はテストパイロット。
冒頭、音楽とともに雲の中を突き進む映像で始まります。
空には悪魔が棲んでいる。
音の壁を破るために作られたX-1.
それに搭乗し、何人ものパイロットが音速突破を試みてその命を
散らしてしまっていました。

そんな中、イエーガーも音の壁に挑戦。
「空に壁なんてない」と、事も無げに言い放ち、
彼は限界突破を実現する。
終始、彼はクールなんです。そこがいい、しびれます。

イエガーだけではなく、後半宇宙飛行士になった
七人も、個性豊かで良い。
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大勢が集められ、宇宙飛行士の「資質」をテストされます。
イエーガーも実力はあるのですが、「高卒」は駄目という「お偉いさん」の意向があって
ハネられるのです。
その時、イエーガーは俺は飛行機乗りだ、と
宇宙飛行士への未練はないように言っているが、本当はどうだったのでしょう。


最終、選ばれる7人は、
デニス・クエイドや、エド・ハリス、
羊たちの沈黙で印象深いスコット・グレン
そしてエイリアンのハンス・ヘンリクセンなど
など、個性豊かな俳優が揃っていてそれも見どころ。
また、男たちの物語でありながら、彼らの妻の苦悩や歓び、
家族の支えなくして成立しないという事をきっちり描いている点も
良いと思います。

1950年代当時は、ソ連との競争が激化しており、
先にガガーリンが宇宙へ飛んだことでアメリカは焦ります。
無人飛行でも、何度も失敗、炎上、爆発を繰り返します。
大丈夫かいな・・・こんな状態でとても人なんか乗せられん・・・。

しかし、どうにかこうにかチンパンジーを乗せての飛行に
成功させます。
あとはいよいよ「人」を乗せての飛行です。
最初の飛行はアラン・シェパード。15分です。でも、
それでも大変な快挙で、マスコミは殺到、大統領も出向いて
彼を称えました。
何でも「最初」に成し遂げたものは偉大なのです。

その次のガスは、なんだか気の毒でした。
「着氷に失敗」と言われ、査問委員会みたいなところで
弁明させられる羽目に。
奥さんからは、もっと称賛されると思っていたのにと
責められるし。



最後は7人すべてが任務を果たした後、ジョンソン副大統領が
地元テキサスで祝賀会みたいなものを盛大に開き、
女性ダンサーの踊りを見るシーンと、
イエーガーがエアフォースワンをテスト飛行するシーンとが
交互に映し出されます。
祝賀会では「月の光」がしっとりと流れ、
彼らを癒すかのようです。
イエーガーのエアフォースは
限界突破とはならず、機は墜落。
イエーガーはどうなったのか・・・と
ハラハラさせておいて、
飄々と歩いてくるんですな。
しびれるほどカッコいいです。


アメリカに夢も希望もあった頃のお話です。
後半はほとんどイエーガーは出てきませんが、
彼こそヒーローだ、と思える
そんな映画です。




以下、ウィキペデイアより転載)

『ライトスタッフ』(The Right Stuff )は、1983年のアメリカ映画。

目次 [非表示]
1 概要
2 あらすじ
3 スタッフ
4 キャスト
5 豆知識
6 その他
7 関連項目


概要 [編集]1979年に出版されたトム・ウルフによる同名のドキュメンタリー小説を原作としている。第56回アカデミー賞において作曲賞(ドラマ)、編集賞、音響効果賞、録音賞の4部門を受賞。

NASAのマーキュリー計画(宇宙に人間を送り出す国家プロジェクト)を背景に、戦闘機パイロットが「ライトスタッフ(己にしかない正しい資質)」に従い孤独な挑戦を続ける姿と、国家の重圧に耐えながら信頼の絆を深め合う宇宙飛行士と家族の姿とを対比して描くことで、別々の生き方の中にも勇気を持って行動する者達を称えた物語である。音速の壁に挑戦し続けた実在の人物、チャック・イェーガーをサム・シェパードが好演した。


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注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


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あらすじ [編集]1947年のアメリカ、モハーベ砂漠の中のエドワーズ空軍基地。

テストパイロットのチャック・イェーガーはロケット機ベルX-1を駆り危険なテスト飛行に挑む、そしてついに音速の壁を破る。その後、基地にはパイロットが続々と集まり、速度記録も上がっていくが、事故は止むことがなかった。

やがて、ソ連の世界初の人工衛星スプートニク1号打ち上げ成功の緊急ニュース(スプートニク・ショック)が届き、慌てた政府は、新たにNASAを創設して、各軍の精鋭パイロットから宇宙飛行士候補者を募ることにする。空軍のイェーガーやその仲間は大卒ではないため不適格とされたが、他の優秀なパイロットらが応募・招集され、厳しい検査を経て7人(ザ・マーキュリー セブン)が選ばれる。

NASAへの不満、意見の対立、ライバル国のユーリ・ガガーリンの世界初の有人宇宙飛行の成功等を乗り越えて、宇宙へと飛び立った飛行士達は、世間の注目を集めていった。

その頃イェーガーは、ソ連が持つ高度記録に挑むため、一人で最新鋭機NF-104を駆り上空へ飛び立つが、青空を飛び越えて星々を目の前にしたところで制御不能になり墜落。負傷しながらも脱出に成功し、生きて同僚らの元に帰る。

「ライトスタッフ」の7人の中で取り残されていたゴードン・クーパーが宇宙へ飛び立ち「アメリカ人最後の宇宙単独飛行」の記録を成し遂げた。それと同時に(最終目的であるアポロ計画へ前進するため)当初の目的を達成したマーキュリー計画は、その役目を終えて華々しく終了を迎えた。

スタッフ [編集]監督・脚本:フィリップ・カウフマン
製作:アーウィン・ウィンクラー/ロバート・チャートフ
撮影監督:カレフ・デシャネル
音楽:ビル・コンティ
SFX:ゲイリー・グティエレツ
キャスト [編集]役名 俳優 日本語吹き替え
TV
チャック・イェーガー サム・シェパード 菅生隆之
アラン・シェパード スコット・グレン 池田勝
ヴァージル(ガス)・グリソム フレッド・ウォード 秋元羊介
ジョン・グレン エド・ハリス 牛山茂
ゴードン・クーパー デニス・クエイド 大塚芳忠
ウォルター・シラー ランス・ヘンリクセン
スコット・カーペンター チャールズ・フランク 小島敏彦
ディーク・スレイトン スコット・ポーリン 田原アルノ
トルーディ・クーパー パメラ・リード 井上喜久子
ベティ・グリソム ヴェロニカ・カートライト
グレニス・イェーガー バーバラ・ハーシー
ジョンソン副大統領 ドナルド・モファット 塚田正昭
採用係 ジェフ・ゴールドブラム
採用係 ハリー・シェアラー

演出:福永莞爾 翻訳:森みさ 効果:リレーション 制作:東北新社




豆知識 [編集]上映時間は193分と長く、日本ではラスト近くのサリー・ランドによる舞いのシーンなどがカットされ、160分として上映されている。カットを要請されたカウフマン監督は、「黒澤明監督に編集してもらいたい」と通告したが聞き入れられなかった。ちなみに、黒澤にまつわるエピソードとして、自ら監督した映画『白痴』が公開される際、「フィルムを縦に切れ」と言って短縮を拒否したことがある。

ドキュメンタリー映画ではないので、事実とは異なる点があることに注意する必要がある。例えば、X-1はそのシリーズを通じて飛行中での墜落事故は起きていない。また、チャック・イェーガーは元々X-1のテストパイロットとして選ばれ、何度も動力飛行などを行っているので、前日に操縦を引き受けたとするのは映画の演出によるもの。ただし、落馬により肋骨を折ってしまうもリドリーの機転で事なきを得た点は事実である。

初めて音速を越えた男、チャック・イェーガー本人も、テクニカルアドバイザーとして製作に参加しているほか出演もしている。パンチョの店内で時折映っており、採用係として訪れたハリー・シェアラーに話しかけるシーンもある。

本作の後日談として、また映画『アポロ13』製作のノウハウも活かして1998年にTVシリーズ『フロム・ジ・アース/人類、月に立つ』が製作された。心臓疾患のために宇宙に行けずNASA地上スタッフとしてアポロ計画を見守るディーク・スレイトン(アポロ13では、主人公ジム・ラベル船長の上司として登場)がほぼ全話に登場し、(同映画の冒頭にあった、)アポロ1号でのガス・グリソムの事故死のエピソードや、体調の都合でアポロ13号搭乗をジム・ラベル達に譲ったアラン・シェパードが難病を克服して月面着陸を果たすエピソードもある。

冒頭におけるテストパイロットの葬儀シーンで、上空に飛来した航空機編隊が見せる航空機動(飛んできた編隊機数機の内の1機が急上昇する)は、「ミッシングマン・フォーメーション」と呼ばれるものであり、「亡くなった人物を追悼する」という意味がある。ただし、NHKが「オリジナル版」として放送した3時間15分のバージョンにおいては、単機離脱、上昇の部分が切られており、ミッシングマン・フォーメーションを見ることはできない。

音楽担当のビル・コンティは、本作で1983年のアカデミー作曲賞を受賞した。

その他 [編集]フィリップ・カウフマンは1950-60年代の米国の人種差別に対する微妙な問題をコミュカルにエピソードとして挿入している。
スコット・グレン演じるアラン・シェパード海軍中佐が、空軍の宇宙飛行士候補達の「うけ」を取ろうと米国のコメディアン、ビル・ドナ演じる ホセ・ヒメネスの物まねを、カリフォルニアの病院の待合室で行う。(ちなみにホセ・ヒメネスはたどたどしい英語しか話せないメキシコ人をからかったキャラクターである。)その場にはメキシコ人の看護人ゴンザレス(大男の アンソニー・モノスが演じている)がおり、彼に不快な感情を抱かせる。
シェパードは病院での宇宙飛行士適性検査で浣腸され、検査の後上階のトイレに駆け込む必要があるとき、医師よりゴンザレスにトイレまで連れて行ってもらうべく指示される。ゴンザレスはトイレまでのエスコートの途上、我慢の限界で爆発(排便)寸前のシェパードの首根っこを掴み、ホセ・ヒメネスの物まねがいかにメキシコ人の心を傷つけているかを諭す。普段は強気のシェパードであったがこの時はさすがに反論できず、うなだれてそのとおりであると首肯せざるを得なかった。この瞬間に限って、エリート・パイロットである宇宙飛行士候補とメキシコ人の看護人の社会的地位は完全に逆転していたわけである。
1950-60年代宇宙飛行士が無神経にホセ・ヒメネスの物まねで「うけ」を取ろうとするエピソードは『フロム・ジ・アース/人類、月に立つ』においてマーク・ハーモン演じるウォーリー・シラー大佐にも演じられている。

(wikipedeiaより)






鉄道員(洋画)

*記憶の中の映画
「鉄道員」
これもテレビ名画座で見ました。
当時はもちろん吹替だったけど、それがぴったり当てはまっていて、
みんないい声で違和感などまるでなかった。それも良い思い出だ。

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綺麗な女優さんだったなあ。



鉄道員 ( Il ferroviere )
 第2次世界大戦後のイタリアを舞台に、鉄道に働く初老の父親を末っ子の少年の視点から描いた作品。

<解説>
 戦後イタリアを舞台に庶民の家族愛を少年の視点から描き、哀切極まりないテーマ曲と共に多くの映画ファンを涙させた永遠の名作。
監督自ら演じる機関士も素晴らしいが、いたいけな眼差しのサンドロ少年(エドアルド・ネヴォラ)の愛くるしさと、 純真なモノローグがたまらない。長女ジュリアを演じる正当派女優シルヴァ・コシナの陰のある美しさも大きな魅力。

<ストーリー>
  幼い末っ子サンドロが崇拝する機関士の父アンドレア。
既に大人になった長男や長女には口やかましく彼らからは疎まれる存在ではあったが、 優しい母のおかげで一家は平穏を保っていた。しかし、長女ジュリアが予期せぬ妊娠〜結婚の末に流産。 おまけにアンドレアも運転中に事故を起こしてしまい、
家族の歯車が徐々に軋んでいく……。



(感想)
音楽がいいんです~!
知り合いの邸宅に、当時としては豪華なオーデイオがあった、そこに
この映画のサントラ盤レコードがあり、よく聴かせてもらいました。
この映画にこの音楽なくしては語れない、一心同体の作品です。
素晴らしい。哀切のある美しいメロデイが
いっそうこの映画を忘れがたいものにしています。

子役も可愛くてもちろん良いのですが、娘役のシルヴァ・コシナも
とてもきれいで素敵でした。
この時代の女優さんはみんな綺麗。

ピエトロ・ジェルミの鉄道員(ぽっぽや)ぶりも
板についていて渋くて良いです。
飛び込み自殺があり、心理的に傷を負います。
今の時代も起きてますが、本当に飛び込みはやめてほしい。
自殺の中でも最悪です。


そういうことがあったせいで、スト破りへとつながっていきます。
そのせいで裏切り者と烙印を押されて孤立していきます。
あんなに仲が良かった仲間の元へは入れなくなる。それも
あって、酒におぼれるようになって、どんどん悪い方向へ
向いてしまう・・・。



けれど、最後には皆がアンドレアのもとに集まり、娘や息子とも和解、
満ち足りた、幸せな気分の中、永遠の眠りにつく・・・
亡くなってしまったことは悲しいが、
後味は悪くないです。
皆、一生懸命生きていきます。
母親のキャラクターもとてもいいです。いつも子供たちに
温かいまなざしを送り、夫であるアンドレアに対しても、
優しい。この登場人物の中では一番
大きな愛情を持っているのではないでしょうか。


大好きな映画です。
吹き替え版も字幕版もどちらもとても
良いです。